大樹で自動運転の実証実験 料金徴収は全国初

2019年05月16日 07時00分

 北海道開発局は、18日から6月21日までの35日間、大樹町を拠点にバスを使った自動運転サービスの実証実験を開始する。地域の実情に応じた運行システムやビジネスモデル構築に向け、自家用有償旅客運送制度を採用し、利用者から料金を徴収する全国初の実験となる。

 実験は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環でもある。大樹町では2017年12月に6日間の短期間で実験し、交通弱者の生活の足の確保、農産品や加工品の配送、観光周遊への効果に加え、積雪時におけるGPS受信感度や走行の安全性を調べ、積雪寒冷地での実現可能性を検証した。

 今回は町のビジネスモデルとして社会福祉協議会が運営主体となり、地元交通事業者に運行を委託。高齢者や学生の送迎のみならず、農家や地域企業の商品配送も担う。利用者は道の駅「コスモール大樹」で回数券を購入し、スマートフォンや電話で予約して乗車する。利用後にはアンケートも依頼する。

 バスは市街地循環便(運賃100円)、北西部の尾田地区と市街地の往復便(同200円)の2路線を用意。市街地循環便では道の駅を拠点に住宅地や医療、福祉施設などを経由して23分で一周する。


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