鈴木知事 新千歳空港機能強化を菅官房長官に要望

2019年07月10日 07時00分

 鈴木直道知事は9日、首相官邸で菅義偉内閣官房長官と面会し、利用者増加が続く新千歳空港の機能強化に向けて、発着便数拡大や国際線利用者の受け入れ体制充実を要望した。

 同空港の2018年度利用者は約2363万人に上り、年間利用者は10年間で約600万人増加した。国際線の著しい利用増加などを背景に、1時間当たりの発着枠は17年3月に32便から42便へと拡大した。ただ、アジアにおける北海道への関心の高まりから需要は拡大が続いていて、日中の発着枠は逼迫(ひっぱく)している。

 鈴木知事は「外国人をはじめ多くの観光客が訪れ、受け入れが限界に近づいている」と述べ、発着枠を拡大するよう要請。国際線利用者の受け入れへ、空港施設拡大、グランドハンドリングや給油といった地上支援体制の増強に向けた調整、CIQ体制充実などを盛り込んだ要望書を提出した。

 要望を受け、菅長官は、国土交通省を中心に関係省庁間で調整を加速し、できるだけ早く拡大を実現するよう指示した。

 鈴木知事は同日、石井啓一国土交通相にも同様の要望を行った。


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