札幌市 腐食した街路灯62基を撤去

2019年07月10日 18時00分

 札幌市は、北区の街路灯が支柱内面の腐食で折損したことを受けた点検を基に、9日時点で街路灯62基を撤去対象としている。いずれも危険性はないが、今後の台風シーズンに備え、老朽化度合いを踏まえて判断した。撤去後は電柱共架式や単独での再設置を進める計画だ。

 1日に東15丁目屯田通でY型街路灯1基が内面の腐食で倒れた。物損や人身事故はなく、同日中に撤去作業を終え交通開放。同型の街路灯45基を緊急点検した。

 2日以降は、5年以内の改修を予定していた街路灯約900基とY型街路灯約950基を目視や打音検査により点検している。

 9日正午時点で、中央区を除く9区で点検をおおむね終え、62基を撤去対象に位置付けた。厚別区の18基が最多で、西区が14基、豊平区が11基、北区が10基、清田区が9基となっている。街路灯が多い中央区は点検中で、結果によっては撤去対象が増える可能性がある。

 撤去後は、電柱が近接している場合は電柱共架式として早急に設置を推進。単独柱の再設置は最短で秋ごろを予定する。

 街路灯の老朽化に伴う危険性については現在、目視や打音検査を基に判断している。今後はより高い安全性の確保に向け、基準の設定を含めて対策を検討する考えだ。


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