BPで活性化図ろう オール北海道連携協初会合

2019年07月14日 12時00分

 オール北海道ボールパーク連携協議会は9日、北広島市芸術文化ホールで1回目の協議会を開いた。北海道の新たなシンボルを目指すボールパーク(BP)を通じて広域連携し、まちづくりの課題解決や活性化を図る。9月から5つの分科会で具体的な協議に入り、2回目の協議会は2020年2月の開催を予定する。

 

情報共有し各自治体で何ができるか考えた

 構成は、石狩管内とJR千歳線近郊エリアの14自治体のほか、道、オブザーバーの北海道開発局、大林組や電通、JR北海道、東日本高速道路など。事務局は、北広島市と北海道日本ハムファイターズ、北海道ボールパークが務める。

 分科会のテーマは、BPエリア活用(PR)、周遊策、食、スポーツ・人づくり、交通の5分野。交通では道路交通・鉄道輸送・近距離輸送・シャトルバスの検討会を設置し、渋滞対策や新駅・現駅整備推進、バス輸送などを専門的に話し合う。

 協議会で、日ハムの三谷仁志執行役員事業統轄本部副本部長が新球場の設計に合わせて、敷地内の動線や開業後のイメージなどを示すマスタープランを策定中と報告。

 また分科会の検討事項として、北海道らしさを感じられる方法やBP来場の目的形成、交通利便性向上などを提示した。

 当別町の宮司正毅町長は「帰り道は多様性のある交通手段の提供を」、由仁町の松村諭町長は「BPが核となって、市町村の関係が点の状態から線となることを期待」と述べた。

 大林組札幌支店の矢野基支店長は「工事計画を立てて、周辺のインフラ工事と連携し慎重に進めたい」と話したほか、JR北海道の島田修社長は北広島駅改修に万全を期す考えを示した。

(北海道建設新聞2019年7月10日付12面より)


関連キーワード: ボールパーク

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 北海道水替事業協同組合
  • web企画
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,458)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,381)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,262)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,095)
おとなの養生訓 第170回「昼間のお酒」 酔いやす...
2019年10月25日 (870)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。