JR北海道が苫小牧市内で2022年度開業を予定するホテルJRイン新築について、苫小牧駅直結の旧商業施設苫小牧エスタを解体し、跡地を候補地の一つとして検討していることが分かった。
9日の苫小牧市議会定例会一般質問で、市の木村淳総合政策部長がJR北海道単独維持困難路線区に関連して答えた。
JRは4月に発表した中期経営計画2023で、ホテル事業の拡大を挙げた。函館、札幌、苫小牧にJRインを1棟ずつ建設する方針を示していたが、苫小牧に関しては計画中としていた。
木村総合政策部長は「エスタを解体し建設する予定だが、規模や具体的な中身は、費用面・技術面などを踏まえて検討を進めると聞いている」と答弁。重ねて「エスタ跡地への建設はあくまでも選択肢の一つだと聞いている」とした。
JR北海道は「市側と協議していることは事実だが、エスタを解体するかどうかも含めてまだ検討中」としている。