道内基準地価 札幌中心部で商業地上昇

2019年09月20日 07時00分

住宅地は倶知安がトップ

 道は、2019年7月1日時点の道内基準地価を発表した。林地を除く宅地1021地点の全道平均変動率はマイナス0.2%。1992年から28年連続で下落したものの、下落幅は9年連続で縮小した。商業地はプラス0.7%と2年連続の上昇。札幌市中心部などで上昇幅が拡大したほか、他市でも上昇や横ばいとなる地点が増えた。工業地もプラス0.7%で、27年ぶりの上昇に転じている。住宅地はマイナスが続くが、下落率は低下した。上昇率のトップは、プラス66.7%の倶知安町樺山65の132ほか。外国人による別荘地への高い需要などを背景に、4年連続で全国1位となった。倶知安町はこのほか2地点も大きく上昇し、前年度に続いて全国1―3位を独占した。

 道内の調査地点(基準地)は1039地点で、内訳は住宅地748地点、商業地258地点、工業地15地点、林地18地点。

 1m²当たりの全道平均価格は宅地で3万5400円だった。うち住宅地は1万9200円で、平均変動率はマイナス0.5%。22年連続で下落したが、下落幅は0.5ポイント縮小した。商業地はプラス0.7%の8万3700円で2年連続上昇し、伸び率も0.6ポイント拡大した。工業地はプラス0.7%の1万2000円となり、26年続いた下落がストップした。林地は、高い上昇率を示した地点がありプラス3.3%となった。

 地価が上昇した地点数は、住宅地が前年度から18地点増えて146地点、商業地は6地点多い65地点、工業地は1地点増の4地点だった。下落地点数は、住宅地が25地点少ない431地点、商業地が10地点減の146地点、工業地が4地点減って5地点となっている。

 商業地上昇率は倶知安全国一に

 商業地で上昇率のトップは、プラス66.7%の倶知安町北1条西2丁目18。リゾート客の増加を見込んだ新規出店や北海道新幹線札幌延伸工事の進捗(しんちょく)を期待する動きから、前年を21.5ポイント上回って2年連続の全国1位となった。1m²当たりの価格は3万円アップの7万5000円だった。

 道内2位は地下鉄大通駅周辺の札幌市中央区南2条西5丁目26の17で、店舗やホテル需要の高まりを受けて21.7%上昇した。3位はプラス21.6%の小樽市稲穂2丁目161ほか。同市中心商店街とその周辺の商業地で、ホテルや賃貸マンションの需要が増加したため、前年の45位から大幅にジャンプアップした。

札幌市中央区のNC・HOKUSEN北三条ビル付近。道内商業地で35年連続価格トップとなり上昇幅も拡大した

 価格上位の順位に大きな変動はなく、1―10位は全て札幌市内。トップは地下鉄さっぽろ駅に近接する中央区北3条西2丁目1の13ほかの「NC・HOKUSEN北三条ビル」[MAP↗]で、1m²当たりの価格は59万円上回る354万円だった。35年連続の全道1位で、上昇率も4位の20%を記録した。

 北海道建設新聞の2019年9月20日付1面から抜粋。同日付の8~10面に一覧、4、11~14面に関連記事を掲載しています。

 


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