市庁舎建て替えに合わせバリアフリー化対応
富良野市は、市庁舎や富良野小などが位置する文教地区の都市再生整備計画を策定した。ことし10月から着工予定の庁舎建て替えに合わせて、市道南6丁目線[MAP↗]で路盤と舗装を改良するほか、バリアフリー化に対応した歩道の新設を計画。照明灯3基と案内標識1基の設置も盛り込み、総事業費は1億3100万円となっている。
市庁舎をはじめ、文化会館や富良野小、保育所などが集積する同地区は、公共施設へアクセスする道路環境が高齢者や障害者にとって十分ではなく、バリアフリー化が求められていた。このため、安全な歩行空間確保に向けて道路整備や道路照明を設置して都市機能を高める考えだ。
市庁舎北側に位置する市道南6丁目線では、延長335mにわたって、全幅12mを車道5・5m、両側路肩1・25m、両歩道を2mに改良する。
特に歩道は、点字ブロックを設置することで高齢者や障害者も利用しやすくなる。新庁舎完成予定の22年度から設計を進め、24年度までの3カ年事業の計画に、事業費は1億2700万円を見込む。
南6丁目線では、現庁舎から東側にかけて照明灯の未設置箇所があり、平和公園など子どもたちが利用する施設もあることから、事業費300万円をかけて照明灯3基を新設する。事業期間は23年度からの24年度までの2カ年を予定している。
市民や市来訪者に庁舎の位置が分かりやすくなるよう案内標識も1基設置する。事業費100万円を投じ、24年度の単年度での整備する計画だ。
(北海道建設新聞2020年1月24日付12面より)