帯広開建は2020年度、236号帯広市稲田―川西間約3㌔の4車線化に向けて計画検討に着手する方針だ。帯広市都市計画道路3・3・6大通に指定されている区間を4車線化するもので、今回の整備により計画区間全体の完了を目指す。整備計画検討業務は1月31日に簡易公募型プロポーザルで公告し、5月14日に委託者を決定する予定。早期着工や円滑な事業推進に向け、効果的な整備計画を練る。
帯広市内を走る236号のうち、38号との交点から南帯橋手前までは都市計画道路3・3・6大通に指定されており、起点から帯広広尾自動車道の橋梁下付近までを対象に4車線化を進める。起点からコメリパワー帯広南店などが立地する稲田町東1線付近までの区間は、09年度に4車線化と両側歩道整備が完了。そこから終点までの約3㌔は車道2車線で、大半が西側の片側歩道となっているため、整備済みの4車線区間と同様に拡幅を図る。
2車線区間は車道8・5m、歩道3mの全幅11・5m。これを既存4車線区間に合わせて拡幅すると、車道は中央分離帯付きの18m、歩道は両側4・5mの全幅27mとなる。
計画検討後は、設計、施工という流れになるが、用地買収を伴う見通し。20年度に進める計画検討業務では、円滑に事業を実施するための効果的なスケジュールを探るほか、準備段階調査箇所として地域採択を受けた音更町内の道東自動車道仮称・長流枝スマートIC設置に向けた道路連結施設に関する調査などにも取り組む。
(北海道建設新聞2020年2月7日付9面より)