「勉強カフェ札幌大通スタジオ」が開設

2020年05月18日 15時00分

社会人の勉強と交流の新空間

 ブックマークス(本社・東京)は、札幌中心部のビル内に社会人のための会員制コミュニティー型勉強スペース「勉強カフェ札幌大通スタジオ」を開設した。学ぶ者同士がつながることができる空間が特長。人の往来が生じることで、ビルテナントの集客効果を生み出すことが期待される。

カフェのような空間のラウンジ

 住所は札幌市中央区北1条西3丁目2の5[MAP↗]、北尾ビル5階。大通ビッセに隣接し、地下歩行空間からのアクセス性も抜群だ。仕事の行き帰りに立ち寄りやすく、冬季に地上をあまり歩かずに済む立地にこだわった。

 勉強カフェは札幌大通スタジオを含め全国に29店舗。社会人をターゲットとし、主に20―40代の会社員が資格取得の勉強のために利用することが多い。会員数は約4000人。道内第1号の札幌大通スタジオはフランチャイズ店舗で、K・FIRST(本社・札幌)が運営する。

 同社の渡辺裕樹社長は、人材派遣会社勤務を経て中学校教師に転身、その後教育委員会で勤務した経歴を持つ。「社会人が落ち着いて勉強する場所をつくりたい」と感じ、会社立ち上げを決めたという。

 勉強カフェがビルに入ることで空室を埋められるだけでなく、文化的な場所があることでビルイメージの向上につながる。人の往来が生じることで他のテナントに集客効果を生み出すことが期待される。

 勉強会やセミナー、勉強のモチベーションを高めるために目標と進捗(しんちょく)状況を発表する機会など、各種イベントを通じて利用者同士の交流が図られる。

 壁面には利用者の目標が書かれた「MY GOAL SHEET」を張り出している。目標のほかに、興味があることをハッシュタグを付けて記載。同じ目標を持った利用者との間をスタッフが取り持つことが可能だ。

 渡辺社長は「つながることで勉強がはかどったり、刺激になる」と他社と差別化を図ったサービスの提供に意欲を示す。

 営業時間が長いことも売りの一つ。札幌大通スタジオは平日午前7時から午後11時まで、土曜日は午後10時まで、日曜日・祝日は午後8時まで営業している。

 延べ40m²の勉強カフェは大きく3つの空間に分けられる。18席を構える「ラウンジ」は飲食と会話ができるカフェのような空間。フリーWi―Fi、フリードリンクを利用できる。メインとなる「ワークスペース」は勉強に集中できるよう、部屋全体を寒色系にしたほか、高機能チェアを導入。勉強会などを開く「イベントスペース」は、壁面にプロジェクターの画像を映し出せる。このほか、音読やプレゼンテーションの練習ができる防音ルームを備える。

 ビジター料金は1時間500円で1日最大2500円、レギュラープランの月額料金は1万480円(全て税抜き)。将来的には会社の福利厚生のための法人契約にも対応したい考えだ。

 渡辺社長は「来て楽しい空間をつくった。勉強はエンターテインメント。刺激を受けて学ぶ楽しさを発見してもらえたら」とPRしている。緊急事態宣言を受けて臨時休業しているが、16日から営業再開する。

(北海道建設新聞2020年5月15日付3面より)


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