同じ屋根の下で連携強化へ―。北都板金工業(本社・北見、日野勝造社長)と関連会社3社は5日、旭川市内の事業所を同一の工場へ集約した。職人間の交流や、大規模な外部改修の共同施工を推進し少子高齢化の波を乗り越える意向だ。
北都板金工業の旭川営業所と、小川板金工業、野島板金、谷地板金工業の本社を旭川市神楽岡14条7丁目1の12に集約。鉄工所だった工場(S造、平屋、延べ468m²)と事務所(RC造、2階、延べ114m²)を改修し移転した。工場内部は4社ごとにエリア分けされ、各社は自前の機械でそれぞれ作業できる。
少子化で担い手不足が続く現状の打開策。4社で計21人の従業員が同じ事業所に集い、うち職人は14人に上る。日野社長は「職人にも得手、不得手はある。グループでやることで大きな力が出る」と話し、独立性の高い職人気質を守る緩やかな枠組みで、機動力を高めて各現場の納期短縮に貢献する考えだ。
北都板金工業旭川営業所の電話は0166(76)7512、FAX(76)7513。小川板金工業の電話(76)7514、野島板金(76)7517、谷地板金工業(76)7519、FAXは共通(76)7529。
(北海道建設新聞2020年6月10日付10面より)