売買川に橋梁新設 帯広市が青柳通の整備を本格化

2020年09月11日 16時00分

橋長42.2m、工事費5.2億円

 帯広市は都市計画道路3・4・34青柳通の整備を本格化する。事業区間の弥生通(道道幕別帯広芽室線)―稲田通(道道帯広の森公園線)間780mのうち、青柳通を分断している売買川に、2020年度から複数年かけて橋梁1基を新設。完成すれば1つの路線としてつながり、整備後の姿が見えてくる。

 市街地南部を南北に結ぶ青柳通は、北が明星通、南が学園通に接続する延長2680mの都市計画道路。路線の中間部に当たる住宅密集地の弥生通―稲田通間は幅員が10・9mと狭く、歩道もない。このため総事業費を22億7000万円と試算し、11年度に拡幅を事業化。17年度から施工を進めている。

 事業区間の中間を売買川が横切るように流れ、路線を南北に分断。現状は近隣の橋を迂回している。新設する橋は橋長42・2m、全幅15・3mの1径間コンクリート合成桁橋。橋台は逆T式で、いずれも場所打ち杭で整備する。工事費は約5億2000万円を見込んでいる。初弾工の橋台2基新設は15日に一般競争入札する。

 道路部分は車道を2車線の9mとし、両側に植樹帯1・5m、自歩道3mを設けて全幅18mに拡幅する。19年度末までに弥生通との交点から228m、稲田通との交点から90mでの施工を終えた。総事業費のうち、20年度末で12億5000万円を消化する見込みで、進ちょく率は55%となる。

 21年度は稲田通側の拡幅20mのみにとどめて用地取得を中心に進める方針。橋梁上部の製作・架設は22年度以降に取り組む考えだ。

(北海道建設新聞2020年9月10日付9面より)


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