棟梁目指す強い意志伝える
札幌地方職業能力開発協会(細坂一美会長)は23日、京王プラザホテル札幌で認定職業訓練生主張発表道央大会を開き、最優秀賞に小原崇生さん(19歳、土屋アーキテクチュアカレッジ)を選出した。

将来の夢、目標について語る小原さん
同大会は、技能者を目指す若者が抱負や目標、決意などを発表し、自己表現力の向上を図るとともに、訓練生の誇りと自信を高めることを目的に実施。より多くの人に聞いてもらおうと2019年から道央技能まつりと一緒に開催している。
今大会は3校から6人が出場した。最優秀賞の小原さんは、自らの家庭環境や将来の目標がなかなか定まらず、工業高校3年の進路決定時に、ものづくりが好きな自分に気が付き、今の学校に入校した経緯を説明。棟梁になるため、今後も頑張っていく決意を述べた。
このほか、優秀賞には高田竜我さん(20歳、札幌左官高等職業訓練校)が選ばれた。
審査委員長を務めた林優香石狩振興局地域産業担当部長は「若くして技能の道を選び、プロになることを目標に努力するひた向きさ、芯の強さが伝わった」と講評。最優秀賞の小原さんについては「堂々とした発表態度から強い意志が会場に伝わった」と評した。
(北海道建設新聞2020年11月26日付12面より)