地域のにぎわい創出
恵庭ふるさと公園フェスタ実行委員会が、一般財団法人公園財団が主催する公園・夢プラン大賞2020の「実現した夢部門」で最上位の最優秀賞を受賞した。企画名は「恵庭ふるさと公園を利用した黄金ふゆフェスタ・なつフェスタ」。構成団体の黄金北町内会、黄金中央町内会、恵庭まちづくり協同組合が夏と冬にイベントを開き、にぎわいづくりに貢献。住民同士の交流促進につなげている。
公園・夢プラン大賞は、公園の利活用による地域活性化を目的に、全国で市民の発想で実施されたイベントを表彰。
恵庭市が開いたふるさと公園再整備に関するワークショップをきっかけに、2町内会とふるさと公園の指定管理を担う恵庭まちづくり協組が連携。地域資源である公園の有効活用やコミュニティー活性化、住民同士の交流につなげようと企画した。
フェスタは、2018年冬、19年の夏、冬、20年冬と計4回開催し、参加者は約800人に上った。夏は伐採した樹木を活用しベンチやスツール、樹木板などを製作。冬はキャンドルで園路を彩るほかイグルー作り体験などに取り組み、自然と親しむ機会を創出した。
恵庭まちづくり協組管理課の矢野聡恵主査は「北海道文教大の学生もスタッフとして参加していて、小学生や大人など世代を超えて交流している」と話していて、引き続きにぎわいづくりに励む考え。次回は、21年2月に「2021ふゆフェスタ」を開催予定だ。
今月10日には黄金中央町内会の信田光夫会長、黄金北町内会の中村忠司会長、恵庭まちづくり協組の斎藤一史理事長らが原田裕市長を訪問し、最優秀賞の受賞を報告した。
(北海道建設新聞2020年12月21日付10面より)