札幌琴似工高電気科3年生の今野真緒さんが第3種電気主任技術者の資格を取得した。取得を志してからは1日5、6時間の勉強を継続。そのかいあって見事合格を果たした。4月からは社会人となり、資格を生かした電気設備保全の仕事に携わるが「早く1人で仕事ができるようになりたい」と意気込んでいる。

「自分にできることを増やしたい」と意欲的に話す今野さん
中学2年生のとき、建物の維持管理に携わる叔父から仕事の話を聞き、「電気ってかっこいい」と興味を持ち、同校電気科へ進学。担任の遠藤航介教諭からこの資格について説明されたことがきっかけとなり、高校1年生の12月から本格的な勉強を開始した。
試験は、理論、電力、機械、法規の4科目を3年間で合格することが求められる。電気技術者試験センターによると、2020年度の合格率は9.8%だった。
授業と重なる部分もあったが授業以外での自主学習が必須だった。このため、自分を鼓舞しながら勉強に励んだという。「1日1章分の問題を解くと決め、徐々にペースを上げて解く量を増やしていった」と振り返る。
試験前日は午前9時から夜中まで勉強し自分を追い込んだ。免状を手にしたのは昨年12月8日で「合格できるか不安だった」と話す。遠藤教諭は「在学中の取得は札幌琴似工高で初の快挙では」とたたえる。
在学中には第1種電気工事士試験に合格したほか、第2種電気工事士と認定電気工事従事者の資格も取得。ことし1月27日には消防設備士甲種第4類にも合格した。数多くの試験を突破してきたが、「第2種と第1種の主任技術者の資格も取得し、自分にできることを増やしたい」と話すなど目標は高く、今後も努力を続ける考えだ。
(北海道建設新聞2021年2月5日付12面より)