赤川IC―函館空港IC間が供用開始へ
函館開建は17日、函館新外環状道路空港道路赤川IC―函館空港IC間を3月28日午後3時に開通すると発表した。道南の高速ネットワークがまた一つ完成し、観光・産業の振興など地域経済活性化への貢献が期待される。
函館新外環状道路は函館市桔梗町を起点とし、同古川町に至る延長15㌔の地域高規格道路。このうち函館IC―函館空港IC間10㌔を空港道路として整備している。2015年3月に函館IC―赤川IC間2・4㌔を供用開始した。
今回開通する赤川IC―函館空港IC間は延長7・6㌔で、片側1車線。北海道縦貫自動車道や函館・江差自動車道から函館空港に直結することになる。開通に伴って函館IC―赤川IC間では全区間で片側2車線となる。
函館開建では整備効果として、函館IC―函館空港間の所要時間が19分短縮すると試算。広域周遊観光の活性化、流通の利便性向上、市内の混雑緩和による交通事故の低減といったメリットを挙げている。
開通日当日は午前10時半から渡島総合局で開通記念式・はさみ入れ式を執り行い、午後0時20分に通り初めに臨む。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、関係者のみで開くことにしている。
(北海道建設新聞2021年2月18日付1面より)