道環境生活部は、北海道百年記念塔の解体工事について2022年度にも着手する考えを明らかにした。解体後はモニュメントを中心とした広場とする方針で、21年度からデザイン案の公募など検討を開始する。18日の第1回定例道議会予算特別委員会第2分科会で、花崎勝氏(自民党・道民会議)の質問への答弁。
1970年に完成した百年記念塔は近年、外壁パネルの穴開きやさび片の落下が確認されるなど老朽化が進んでおり、道は18年度に有識者らを交えた検討会議を経て解体を決定した。一方で、建築家有志らは存続を要望している。
現在、解体に向け実施設計を進めており、21年9月ごろに完了する見込み。工事には22年度中にも着手する。所健一郎文化振興課長は、跡地について「広場を訪れる方々が自由に散策できる開放された交流空間となるよう整備していく」と話した。
(北海道建設新聞2021年3月19日付1面より)
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