イオン北海道は9日、2021年度(22年2月期)から5年間の中期経営計画を発表し、期間中累計で725億円の投資を計画していると明らかにした。このうち店舗関連投資は590億円で、物流やITなどへのインフラ投資が135億円。25年度の売上高目標は20年度実績より約600億円多い3800億円とした。営業利益は同64億円増の157億円を目指す。
昨年に20年度からの3年計画を打ち出したが、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたことから計画を立て直し、21年度から新たにスタートさせた。
新規出店は5年で69店。食品スーパー7店、ディスカウントストア2店、都市型小型店の「まいばすけっと」50店に加え、札幌圏での展開に向けて研究中の新業態店10店を計画する。これとは別に老朽店舗の移設開業も6店予定している。
グループで特に重点を置くのが食品部門で、25年度の食品売上高は約500億円増の3000億円を計画。8月に石狩市で大型物流・食品加工施設が稼働するのに合わせ、食品の独自商品開発を強化する。ネット販売需要にも対応し、ネットスーパーの商品充実や受け取りの利便性向上にも取り組む。
(北海道建設新聞2021年4月12日付2面より)
北海道建設新聞2021年4月12日付2面には、イオン北海道の21年2月期決算や人事の記事が掲載されています。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナーをご覧ください。