北広島市と日本エスコン 駅西口周辺エリア活性化整備計画 

2021年04月27日 10時00分

みんなのホームタウン目指す

 北広島市と日本エスコンは、JR北広島駅の西口周辺エリア活性化整備計画をまとめた。北海道ボールパークFビレッジ(BP)の2023年3月開業、駅西口周辺エリア活性化という2つのきっかけを通して、多くの人がまちに関わりや愛着を持つ「みんなにとってのホームタウンに」という目指す姿を掲げた。

 駅西口の未利用市有地を有効活用するため、両者は3月30日にパートナー協定を結んだ。期間は30年3月末まで。整備対象のA―D工区は現在、Aが駅前広場(敷地面積9411m²)と駅前西口公園(3609m²)、Bが芸術文化ホール臨時駐車場など(5514m²)、C工区が更地(3395m²)、D工区が市営西駐車場(3396m²)となっている。

 多くの人を呼び込む求心力を高めたり、まちに関われるきっかけを提供したりするほか、交流・関係・定住人口増加、持続可能な地域運営や地域循環経済の実現、地域住民と連携したまちづくりを推進する。

 将来像の実現に向け、各種活性化事業を展開。事業コンセプトは「キタヒロ・ホームタウン―BASE」とした。多くの人が行き交う交流空間や宿泊機能と連携したイノベーション拠点の整備、緑豊かな広場・公園の配置、安全に移動できる歩行者空間の整備、北広島らしさを生かした暮らしのブランド化などに取り組む。

 基盤整備として、A工区はBPへの移動などに使うバス乗降場や商業施設、ホテルなどで構成する複合交流拠点を備え、B工区には居住・商業・子育て支援などの複合交流拠点を配置。C・D工区は良質な住宅と公共駐車場を設ける。エリア内の民有地についても所有者と検討を重ね、低未利用地有効活用・機能更新を図る。

 事業実施に当たっては、地域主体でまちづくりの計画、運営を考えるマネジメント体制を構築する。

 早ければ5月中旬に整備計画の市民説明会を開催。その後、駅前に当たるA、B工区の個別事業計画策定に入り、秋ごろの事業計画説明会を経て、22年春に着手という流れを描く。

(北海道建設新聞2021年4月26日付16面より)

 関連記事が北海道建設新聞2021年4月26日付16面に掲載されました。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナーをご覧ください。


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 東宏
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,389)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,276)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,255)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,098)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (918)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。