北海道新幹線仮称・新小樽駅 デザインコンセプト作成へ

2021年05月11日 16時00分

JRTTが小樽市に依頼

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)は6日、小樽市に北海道新幹線仮称・新小樽駅のデザインコンセプト作成を依頼した。北海道新幹線活用小樽まちづくり協議会内にコンセプトの検討部会を立ち上げ、1年間かけてまとめる。これを基に機構がデザイン素案を作る。

 JRTTでは新幹線駅の建設に当たり、地元自治体のアイデアを取り入れて設計をしている。北海道新幹線建設局の竹津英二局長が市役所を訪問し、迫俊哉小樽市長にデザインコンセプト作成依頼文書を手渡した。

竹津局長(左)が迫市長にデザインコンセプト作成依頼文書を手渡した

 竹津局長は「地元自治体と連携しながら、より良い駅をつくっていきたい」と強調。迫市長は新小樽駅について「天狗山の麓にできるため自然との調和、小樽の歴史性を踏まえた落ち着いた雰囲気、使いやすさなどに配慮しなければ」と話し、市民の意見を聞きながら検討する姿勢を示した。

 北海道新幹線活用小樽まちづくり協議会内で、デザインコンセプトを検討する部会を夏に立ち上げる予定。JRTTは、駅の実施設計着手は数年先だとしている。

 この日は同じく新駅を設ける長万部町、7日は倶知安町にデザインコンセプトの作成を依頼。八雲町には後日依頼をする。

(北海道建設新聞2021年5月10日付13面より)


関連キーワード: 北海道新幹線

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • web企画
  • 東宏
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

ラピダス次世代半導体工場で起工式 
2023年09月01日 (2,521)
東日本高速道支社が道東道4車線化で2トンネルに着工...
2023年08月28日 (1,507)
ラピダス工場着工 道内で歓迎の声
2023年09月01日 (1,472)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (1,471)
7月1日時点道内基準地価/ラピダスで千歳の地価上昇...
2023年09月19日 (1,469)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。