本道こそ社会資本整備を 橋本幸開発局長が就任会見

2021年07月06日 10時00分

 北海道開発局の橋本幸局長は2日、札幌第1合同庁舎で就任会見をした。本道の特長は「人口が少ない半面、大きな価値を生む地域」だと指摘し、道内の生産空間は唯一無二だと強調。社会資本整備を積極的に進めるため、公共事業への理解を求めていくと同時に「巨額が動くからこそ信頼される建設業、行政を目指したい」と語った。

橋本新局長(左)と倉内前局長が会見に臨んだ

 橋本局長は当別町出身の56歳。1992年に北大大学院工学研究科を修了し、旧北海道開発庁入りした。道路計画課長、小樽開建部長、JR北海道総合企画本部副本部長を歴任し、建設部長を経て1日付で現職となった。

 橋本局長は「本道は日本への食料供給、観光資源の豊富さで全国ナンバーワン。人口が少ない一方で大きな価値を生み出す地域だ」と評価。だからこそ、「インフラの投資判断となる費用対効果の数字を大きく引き下げる、今の局面を変えなくてはいけない」と訴えた。

 就任に当たっての抱負は「局内でリモートワークが普及したこの状況は、広大な本道においてポジティブな財産。しっかりと定着させたい」とした。

 また、「社会資本整備の重要性、理解がまだまだ得られていない。さらにコミュニケーションを図り、道庁、札幌市ほか自治体、経済団体、報道機関と協力して周知したい」と述べた。

 建設業の担い手不足では「休日の少なさは就職先を探す学生にとってネガティブな情報。週休2日の取得を進められるシステムを考えなければならない」と見据えた。

 カーボンニュートラルの取り組みについては「高規格道路の建設は、主目的ではないにしろCOの削減に貢献する。こうした副次的効果を整理しながら、これからの政策を打ち出さなければ」と展望した。

 倉内公嘉前局長は「橋本新局長の持ち前のフレンドリーさで、共に本道のために活動してくれる人たちを増やしてほしい」と期待を寄せた。

(北海道建設新聞2021年7月5日付1面より)


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