総工費30億円
會澤高圧コンクリート(本社・苫小牧)は、福島県浪江町内に研究と開発、生産の3機能を備えた「福島RDMセンター」を新設する。延べ6400m²の規模で、総工費は約30億円。11月に着工し、2023年4月の操業開始を予定する。
町が造成を進めている南産業団地の3、4区画に立地。研究開発棟2211m²と、工場棟3912m²、エンジンドローン耐久試験棟280m²で構成する。このほか実証フィールドと製品ヤードを屋外に設ける。敷地面積は4万6800m²。
研究開発棟は全てプレキャストコンクリート構造で造る。設計は同社グループのADAAC(本社・東京)、施工は大和ハウス工業が担う。工場棟はS造で、30㌧クレーン2基や6000㌔同時緊張機を配置。さまざまなタイプのプレキャスト製品を年間4万㌧ほど製造する計画だ。
24日、浪江町と工場立地に関する基本協定を締結した。50年間の予定で賃借し、総工費の3分の2は国の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金を活用する。
(北海道建設新聞2021年8月25日付2面より)