ビフォー・アフター写真で分かりやすく
北海道開発局は15日から20日までの間、開局70周年を契機とした「北海道開発のあゆみパネル展」を開催する。展示場は札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の北1条イベントスペース。直轄事業の効果発現を視覚的に訴えるため、事業前、事業後の風景写真を比較して展示。公共事業の必要性をあらためて発信する。
展示は15日が午前10時半から午後8時まで、16―20日は午前8時半から午後8時まで開く。
開発局は1951年7月1日に設置され、ことし7月で開局70年を迎えた。この間、現行では第8期に至る北海道総合開発計画に基づき、基幹産業発展に寄与する基盤整備、高度な交通ネットワーク形成などの社会資本整備を推進してきた。
展示では、開発局の事業効果を分かりやすく伝えるため、ビフォー・アフターの写真を説明文を添えて掲示。治水、道路、港湾、漁港、空港、公園、農業、営繕、機械から計16テーマを選定して各事業を紹介する。
道路部門は3テーマを用意し、うち一つは国道230号中山峠をピックアップ。転落事故が多発して「魔の山道」と恐れられたが、整備完了後は安全性が確保され、冬季通行を可能にした。
厚真川水系砂防、苫小牧港、新千歳空港などや農地の大区画化、雪国に欠かせない除雪機械などの写真を展示する。
(北海道建設新聞2021年10月14日付1面より)