
サウナ5台などを展示する
暖房器などの輸入と販売を手掛けるバーグマン(本社・東京)は、フィンランド製のサウナ専門ショールーム「ハルビア サウナ&ライフスタイルスタジオ」を札幌に開設し、25日グランドオープンする。サウナや関連用品を体感できる。
サウナメーカーのハルビア社(本社・フィンランド)と日本総代理店契約を締結。札幌市東区北21条東7丁目1の28にあるバーグマン札幌オフィスの1階部分にサウナ5台のほか、水風呂を楽しめるホットタブ、サウナを暖めるサウナヒーターなどを展示する。ホテルや商業施設への設置を考えるオーナーを中心に製品を広める考えだ。
暖房機器などを中心に扱ってきた技術を生かし、コロナ禍でも健康的に余暇の充実を図ることができるサウナ販売に乗りだすことを決めた。
日本人に適したサイズのサウナをそろえる。大きさは、スタンダードタイプ(S2520)で奥行き1945×幅2380×高さ2040㍉。価格は64万8000円から780万円まで(税抜き)。設定温度に応じてヒーターが石を暖めて室温を上げ、30分―1時間程度で設定温度に到達して気軽にサウナを楽しめる。
18日開いたオープニングイベントにはペッカ・オルパナ駐日フィンランド大使やスキージャンプの葛西紀明選手が参加。ブランドアンバサダーに就任した葛西選手は「自宅のサウナに毎日のように入っている。サウナ文化を全国に広めたい」と意気込む。
札幌会場のオープンを皮切りに、全国の工務店などをハルビアサウナディーラーとして認定。2022年までに50カ所へ展開する予定だ。笠間聖司社長は「フィンランドのようにサウナのある暮らしを身近に感じてもらいたい」と話す。
(北海道建設新聞2021年10月20日付3面より)