日ハム新球場に名前刻もう FSEのプロジェクト

2021年10月30日 09時00分

江別のれんが使用 開業に期待

れんがと、ブロックで作った新球場。
開業前ならではのプロジェクトだ

 新球場に名前を刻もう―。ファイターズスポーツ&エンターテイメント(本社・札幌、FSE)は「THE BRICKプロジェクト」を展開している。名前や誕生日を刻んだれんがを新球場の一部に敷く取り組み。敷設できる権利を販売中で、ホーム開幕戦のチケットなどと合わせたプランもある。江別のれんがを使用。開業へ機運を高めたい考えだ。

 北海道日本ハムファイターズの新球場エスコンフィールドHOKKAIDOは2023年3月、北広島市に開業する。

 一塁側エントランス前広場を「FIGHTERS LEGENDS SQUARE(ファイターズレンジェンドスクエア)」と名付け、日ハムの監督や選手OB、現役選手ら32人と権利購入者のれんがを設置。ファンとの一体感を生み出す。

 江別のれんがは北海道遺産に登録されていて、約5000個を使用する計画。米沢煉瓦(本社・江別)が製造し、22年秋ごろに敷く。FSEの担当者は「れんがは重厚感があり、時間が経過するにつれ色合いが変わり、味わい深くなる。独特の色合いが楽しめる」と魅力を挙げる。

 刻印権利の販売プランは4種類。選手・監督との隣接敷設権と、レゴ認定プロビルダーがブロックで作った1000分の1スケール新球場など全種類の特典が付くプランは、11月14日まで抽選販売の申し込みを受け付けている。

 FSEによると、新球場関連でファンが参加できる初の試み。「自分たちも新球場に携わったと感じてもらえればうれしい」と話している。

(北海道建設新聞2021年10月29日付10面より)


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