アイザワグループ、500ccエンジン搭載の大型ドローン開発

2021年11月04日 13時00分

「空飛ぶ産業用ロボット」のベースマシンに

 アイザワグループで無人航空機の開発を担うアラセ・アイザワ・アエロスパシアル合同会社(本社・浜松、略称・AAA)は、建設や物流など産業用途に特化した500ccエンジン搭載の大型ドローン「AZ―500」を開発した。自動給油機能付きの格納庫と、デジタルツイン技術を駆使した自律航行システムを合わせて設計。人が介在せず自律的に仕事を続ける「空飛ぶ産業用ロボット」のベースマシンとして新たな価値を打ち出し、本格的な空の産業革命を主導したいと考える。

 高性能の二輪エンジン技術を応用し、ドローン専用エンジン「国男」を新開発した。特許取得済みのジャイロ効果キャンセル構造で、エンジン本体の無振動化を実現。エンジン本体からローターシャフト4本を腕のように伸ばし、エンジンのパワーをロスすることなく直駆動でプロペラに伝える。姿勢の制御は、プロペラの角度を調整して行う可変ピッチ方式を採る。

AAAの會澤(左)、荒瀬両代表

 機体重量100㌔で、最大積載量は50㌔未満とドローンの最大離陸重量の規制にぎりぎり収まるスケールにした。荷物無しなら5時間以上の連続航行ができる。

 機体に合わせて格納庫を一体設計し、仕事後に帰還する利用環境を実現した。格納庫は車でけん引し、建設現場など所定の場所に運び込むことが可能。自動で給油したり点検する機能を備え、人の手を煩わせることなく空飛ぶ仕事を繰り返す。

 AAAは、アイザワグループの會澤祥弘代表と、スズキの二輪エンジンデザイナーだった荒瀬国男氏が共同出資して昨年8月に立ち上げた会社。浜松市内の天竜川河口で10月26日にデビューフライトをし、期待以上のエンジン性能と制御能力を発揮した。荒瀬代表は「これからが開発の正念場。今まで以上に心を引き締めて当たる」と抱負を話した。

(北海道建設新聞2022年11月2日付3面より)


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