三越伊勢丹、大手デベロッパー数社と接触
三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区新宿5丁目16の10、細谷敏幸社長)は、グループの丸井今井函館店の再開発検討に着手しているもようだ。全国的に分譲マンションを手掛ける大手デベロッパー数社と接触。百貨店とマンションで構成する複合ビルなどの提案を受けているという。

築50年が経過する丸井今井函館店
同HDが10日に公表した2022―24年度の中期経営計画では、周辺環境などに応じ、保有する店舗をホテル、レジデンス、オフィスなどの機能を持つ複合ビルとして再開発することを視野に入れている。10年後の営業利益500億円程度を目指していて、24年度ごろから不動産投資を本格化させる見通しだ。道内では函館店のほか、丸井今井札幌本店や札幌三越がある。
再開発を検討する丸井今井函館店(RC造、地下1地上7階、延べ2万5497m²)は、1969年に建設。函館市本町6の2の敷地約4000m²に位置する。北側には商業・マンションの複合ビル「シエスタ ハコダテ」がある。