新廃棄物処理施設建設へ 根室市が基本構想案

2021年11月25日 09時00分

23年度から事業者選定

 根室市は、新廃棄物処理施設建設基本構想案をまとめた。市じん芥焼却場の老朽化が進んでいるため新施設を建設する計画で、コンバインド方式やストーカ式など3つの処理方式を検討。総事業費は採用する方式で異なるが、55億―95億円を試算する。建設候補地は6カ所を挙げている。設計施工一括で実施設計と本工事を発注し、2023年度後半から24年度にかけて事業者を選定。28年度の稼働を目指す。

老朽化が進むじん芥焼却場

 幌茂尻77の2にあるじん芥焼却場は、1981年完成。16時間燃焼する准連続型ストーカ式の焼却炉を2つ持ち、1日当たり100㌧を処理する。建設から約40年が経過し、老朽化が著しく耐用年数を超えている。補修修繕などで延命化を図ってきたが、安全性と経済面を勘案し、新施設整備の計画が持ち上がった。

 検討するごみ処理方式は、24時間燃やし続ける全連続型ストーカ式、現施設と同じく16時間で燃焼する准連続型ストーカ式、燃えるごみのうち生ごみを選別し発酵処理することでメタンガスを発生させるコンバインド方式。得たガスは発電に使用し売電する方向で、他のごみや残渣(ざんさ)は焼却する。

 各方式の1年当たりの運転・維持管理費は、全連続型で2億9262万9000円、准連続型で2億6369万5000円、コンバインド方式で4億4026万8000円を試算する。採用する方式によって概算事業費が異なり、全連続型は55億円、准連続型は63億円、コンバインド方式は95億円となっている。

 建設候補地は、現施設隣接地や旧キャンプ場跡地、現ごみ埋め立て処理場敷地内など6カ所を抽出した。処理方式や建設地は今後選定する見通しだ。

 年内にも基本構想を策定し、22年度から地質調査、生活環境調査、測量などに取り組む。22―23年度の2カ年で基本計画・設計を終えたい考え。23年度後半から24年度にかけて設計施工事業者の選定をする予定で、24年度末から27年度まで実施設計と本工事を進め、28年度からの稼働開始を目指す。

(北海道建設新聞2021年11月24日付7面より)


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