標茶町教育委員会が川上1丁目25に移転改築を進めていた標茶中央学校給食共同調理場が完成した。供用開始は2022年1月を予定し、総事業費は約13億円。町内小中学校のほか、同8月からは標茶高へ給食提供を予定している。
標茶小東側に隣接して1981年に建設された旧施設(S造、平屋、延べ514m²)は、施設・調理機械の老朽化が進み、調理場と前処理室が分離していないウエット方式だった。文部科学省の学校給食衛生管理基準を満たしていないなどの課題があったため改築を決め、20年8月に着工した。
新施設は標茶小北側の国道391号沿いに位置し、規模はRC造、2階、延べ1232m²。衛生管理基準に沿ったドライ方式を導入して1階は加熱調理室、野菜下処理室、魚肉加工室などを部屋単位で分離した。2階は職員の休憩室や更衣室、吹き抜けから調理室を見渡せる見学ホールなどを設置した。
工事メモ
▽基本・実施設計=日本技建▽主体=サトケン・丸ホ星工務店JV▽強電=笹野電気▽弱電=ささき電設▽衛生=綜合設備・三浦ポンプ機械店JV▽空調暖房=太平洋設備・永昌工業JV▽外構=日野組
(北海道建設新聞2021年12月16日付13面より)