北見工大と共同研究
要(本社・東京)は、北見工大と共同研究した道路維持管理システム「セーフロードV(ブイ)」の予約販売を開始した。自動車にセンサーを取り付けて道路パトロールをしながら路面の凹凸を計測できるのが特長だ。
北見工大の簡易路面平たん性測定装置とICTを使って自動車で走行しながら路面の凹凸を計測する。道路パトロール車などに改造や特殊工具なしで設置できるため、一般的な計測器に比べて導入コストの削減が可能だ。
2つのセンサーから路面の凹凸の程度を示すIRIデータを取得。ドライブレコーダーで現場の様子を撮影して車載パソコンに取り込み、データをクラウドにアップロードすると同社が地図上に可視化する。平たん性を3段階の色で示すほか、走行時の現場の様子を画像で確認できるようになる。
日常点検時に手持ちのスマートフォンなどで撮影した道路状況もアップロード可能。位置情報付きの写真を登録することで地図や一覧で表示し、情報共有を促進する。
地面の補修箇所の早期発見による道路の長寿命化に貢献。スマホアプリでデータ管理ができるなど使いやすさにもこだわった。
(北海道建設新聞2021年12月28日付3面より)