オリンピックの舞台で全力を―。岩田地崎建設(本社・札幌)の新入社員である三浦芽依さんが北京五輪のアイスホッケー女子日本代表に選ばれた。三浦さんは、社会人チーム「TOYOTAシグナス」にフォワードとして現在も所属。五輪出場を目指してトレーニングを積み重ねてきた。持ち味であるひた向きなプレーを武器に「スマイルジャパン」の一員としてチームの目標である予選リーグ突破を目指す。

日本代表に選ばれた三浦さん
三浦さんは1998年生まれの安平町出身。小学3年生からアイスホッケーを始め、中学生の時に「TOYOTAシグナス」に入団した。
2015年以降はU18世界選手権、ユニバーシアード冬季競技大会、世界選手権など主要大会の日本代表選手に選出された。世界選手権では19年に1点を決め、21年は7試合全てに出場し1アシストをマークするなどの成績を残して念願の五輪日本代表をもぎ取った。
岩田地崎建設には、星槎道都大美術学部建築学科で建築に関する勉強をしていたこともあり、日本オリンピック委員会のトップアスリート就職支援ナビゲーション「アスナビ」を通じて21年4月に入社。北海道本店安全品質環境部で働いている。
同社は17日にオンライン形式で壮行会を開き、岩田幸治副社長が「社員一同全力で応援するので、けがや体調に気を付けて全力で楽しみながら戦い、帰ってきた時には明るい笑顔を見せてください」とエールを送った。三浦さんは「幼い頃の夢であったオリンピックの舞台に立てる喜びをかみしめ、今まで支えてくださった方々への感謝を胸に日本の勝利に貢献できるよう精一杯頑張ります」と意気込みを語った。
日本代表には三浦さんのほかに、道路建設(本社・札幌)がスポンサーとなっている「道路建設ペリグリン」の所属選手7人も選ばれている。北京五輪には予選リーグのグループBに入り、初戦は2月3日にスウェーデンと対戦する。