北広島市は防災食育センター新築を早ければ5月に主体、電気、機械、厨房設備の4分割で一般競争公告する。6月の定例会か臨時会で契約の議会承認を経て、7月の着工を見込む。ヘリポートや外構などは2023年度に別途発注し、24年8月の完成を目指す。
朝日町5丁目1の4にある現給食センターは1973年度に供用開始した。老朽化や狭隘(きょうあい)化などの課題を改善するため、大曲2の1に移転新築する。
新施設はS造、2階、延べ3567m²の規模。19年度に基本設計を創建社で終え、21年度は実施設計を創建社、粗造成を開建工業に依頼した。
本体工は22―24年度に進め、外構、ヘリポートなどは23―24年度に施工する計画。総事業費は約37億円で、建物に33億円、備品購入に4億円を充てる。
給食調理場として小学校に1日3000食を提供するほか、食育推進へ調理風景を見られる見学席を2階に設ける。災害時は炊き出しなどの拠点となり、8000人に3日間提供することを想定し食料を備蓄する。
このほか、敷地内に広さ約400m²のヘリポートを確保。支援物資の受け入れや救急活動の充実を図る。