鶴居村は2023年度、鶴居中大規模改修に着工する。教室の増設や外壁・暖房・電気設備改修を想定。2カ年施工を計画し、総工事費は最大で10億円程度を見込んでいる。実施設計は指名型プロポーザル方式で指名済み。
鶴居東2丁目31の1に位置する鶴居中は1979年度に完成。校舎棟(RC造、2階、延べ1842m²)と体育館(S造、平屋、延べ994m²)で構成する。通常学級が3クラス、特別支援学級が2クラスで、21年5月1日時点で計74人の生徒が学ぶ。
これまで耐震改修や部分的な改修を施してきたが、全体的に老朽化が進み、教室が手狭なことから大規模改修に踏み切る。
村は21年度、PTAや住民、校長らで組織するコミュニティスクールで意見を聞いた。
教室の増設や外壁、暖房、電気設備改修を計画。オンライン授業に対応できる教室や特別支援学級を2クラス増やし、より細やかな教育の実現を目指す。工事中に仮校舎は設けない。
実施設計は、日本工房、日本技建、アトリエブンク、ドーコン、斉藤譲一設計、アトリエアクの6社に指名済み。技術提案書を3月4日まで受け付け、同23日にヒアリングをし、同24日の選定委員会で受託者を決める。受託者には、概算工事費を9月30日までに算定することを求める。