札幌市は地下水位低下工法による清田区清田中央地区の再度災害防止対策で、追加したその2工事を今月中旬にも一般競争公告する見通しだ。対象は下水道A1等級を想定。また、初弾工は9日の公告を予定する。いずれも成績重視型で、金額区分は2億5000万円以上5億円未満とする。対策工は全3工区を計画し、残る1工区は年度明け早々の入札も視野に入れている。3工区とも2023年3月までの完了を目指す。
対象は清田区清田7条3丁目周辺などの住宅街約16ha。18年の北海道胆振東部地震で局地的に地滑り被害が発生した。地下水位を下げるため全体で1・4㌔の暗渠布設を計画している。
1月末公表の発注見通しにその2工事を追加。管径210㍉の合成樹脂製有孔管を推進工法で560mにわたり布設するほか、マンホール工や薬液注入を計画する。施工場所は清田区清田6条3丁目ほかを見込む。今月下旬の入札を予定し、工期は約360日間をみている。
一方、初弾工は下水道A1等級を対象に、推進工法による管布設560mを計画。今月下旬の入札を見込み、工期は約370日間を想定する。施工場所は清田3号線と清田団地64号線沿いなどの清田6条2丁目ほかとなっている。
このほか、22年度予算案には道路等災害復旧費として清田中央地区の再度災害防止などに2億2500万円を計上した。