鳥インフルを警戒 日高建協が埋却穴掘削などで協力

2022年02月16日 16時40分

 日高建設協会と日高振興局は、2月に入り管内で感染が確認されている高病原性鳥インフルエンザへの警戒を強めている。両者は2017年に家畜伝染病発生時の対応に関する協定を締結。建協会員は、家きんを殺処分した死骸を埋める埋却穴の掘削・埋め立てなどに協力する。

 日高管内では、2日にえりも町で回収したオジロワシの高病原性鳥インフル感染が判明して以降、15日までにハシブトガラス6羽の感染が確認されている。

 全道でも相次いで感染が確認されていることから道は7日、えりも町を野鳥監視重点区域に指定。15日には道内約200軒の養鶏場に緊急消毒命令を発出した。

 家きんへの感染は未確認だが、管内に2軒ある飼育数100羽以上の大規模養鶏農家で感染個体が出れば、大量殺処分に発展する可能性がある。

 協定では、日高建協が各町に1社設置している幹事社と、日高振興局の間で処理業務の随意契約を結ぶ。必要に応じ他会員と連携しながら、掘削や埋却に使う重機やオペレーターを調達。緊急時は24時間態勢で作業に当たる。

 建協の本間正寿事務局長は「これまでに管内で埋却の経験は無い。感染が起きた際にちゅうちょ無く作業を進めるため、毎年指揮系統を確認するなどして体制を整えている」と話している。


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,383)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,255)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,225)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,115)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (833)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。