22年度の診断結果基に整備手法検討
富良野市は、スポーツセンターメインアリーナの耐震化について、2023年度か24年度の着工を目指している。22年度は耐震診断を実施し、整備手法を検討。23年度に設計を進める考えだ。
メインアリーナとサブアリーナが隣り合う構造の富良野スポーツセンターは、市道朝日通に面した桂木町5の10に位置している。
バスケットボールやバレーボールといった球技などが楽しめるメインアリーナは、1974年の完成で、SRC造、2階、延べ3357m²の規模。78年に建設したサブアリーナは、RC・S造、2階、延べ1401m²で、09年度に耐震改修を施している。管理運営は市が指定管理者に定める、ふらのスポーツ協会が担っている。
市内では、5月末に市庁舎と文化会館の複合施設が完成すれば、多数利用建築物のうち公共施設で耐震性が確保されていないのは、スポーツセンターのみとなる。22年度予算案発表で、同施設の耐震診断着手について、北猛俊市長は「緊急性を要する」と話し、耐震化の必要性を強調した。
耐震診断は4、5月にも指名競争入札で発注する考えだ。22年度予算案には、委託費995万円を計上している。診断結果を基に、耐震改修と建て替えを比較検討し、整備手法を決定する。工期や総事業費は今後詰める。