札幌市は24日、今月5、6日の大雪に伴う緊急対応に関連し、道路除雪費に22億円を追加する補正予算案を開会中の第1回定例市議会に提出した。2021年度当初予算と21年度補正予算、今回の追加分を合わせた今シーズンの除雪費は303億円。初めて300億円を超え、過去最大となった。
24時間で観測史上最多の60cmを記録した5、6日の大雪に関連し、市は主要幹線道路、バス路線の拡幅除雪や排雪の緊急対応を実施。生活道路では交差点排雪や圧雪路面整正などの緊急対応に取り組む方針を示し、新たな作業が必要となったことから22億円の追加補正を提案した。
今シーズンの除雪費は、21年度当初予算で214億円を計上し、21年12月から22年1月にかけての大雪を踏まえ、21年度補正予算で67億円を追加していた。
一般会計補正予算には道路除雪費のほか、新型コロナウイルス感染症対策として子育て世帯への臨時特別給付金や学校給食費などを含め24億6100万円を積み上げた。