主体など3分割で発注
中標津町は、お盆明けにも広陵中校舎・体育館大規模改修に着工する予定だ。事業期間は3カ年で、2022年度当初予算案に初年度分の事業費として11億6964万9000円を計上。主体、電気、機械に分けて発注する見通しだ。
1978年4月、東10条南7丁目1に開校した広陵中は校舎がRC造、2階、延べ4079m²、屋体がS造、平屋、延べ927m²の規模。普通学級9クラス、特別支援学級5クラスで、22年1月末時点で276人が学ぶ。
漏水が発生するなど老朽化が著しいため全面的な改修に踏み切る。骨組みを残して解体し、内外装や断熱化、バリアフリー化を施し、エレベーター1基を増築する。照明LED化やICT環境整備、機械設備更新も予定する。
22年度は、仮設校舎の借り上げ費に2億3100万円、工事費に8億9010万円、監理委託費に1250万円、光熱費などに3604万9000円を見込む。
夏休みに仮設校舎に引っ越し、23年12月までに本工事を終える計画。24年度に外構工事をし、完了するスケジュールを描く。
設計は大建設計・エス建築設計共同体が担当した。本工事に先立ち21年度は、グラウンドの改修を釧根開発・山洋建設・中村興業共同体で終えた。