171者が440億円受注 首位は上田組
釧根管内主要土木官庁(釧路開建、釧路建管、釧路総合局・根室振興局農村振興課)の2021年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度同期と比べ10者少ない171者が0.4%減の440億5989万円を獲得。14件、22億9061万円を受注した上田組が上半期(4―9月)から首位を守った。
開札結果を税抜きで集計し、共同体は構成比率に応じて配分。20年度末発注のゼロ国債やゼロ道債、翌債などは全額、多年度債は21年度分のみを計上した。上位20者のうち17者が管内業者だった。
第3四半期(10―12月)の受注動向を見ると、上半期で3位だった白崎建設が、釧路開建発注の釧路港土砂処分場護岸A・B部ケーソン製作を共同体メインで射止め、13件、18億2734万円で2位に付けた。高玉建設工業は引き続き、7件、17億173万円で3位となった。
地域別の受注状況を見ると、管内業者(108者)が2.4%減の342億7198万円を請け負った。シェアは77.2%で1.6ポイント縮小した。
管外の道内業者(46者)が1.9%増の67億7740万円。シェアを0.3ポイント広げて15.4%となった。道外業者(17者)は21.9%増の30億1050万円を受注。シェアは6.8%で、1.2ポイント拡大した。