完成記念式典で地域の活性化期待

新たな玄関口誕生を祝う島田社長(左)、山崎社長(中央)、後藤町長
当別町は10日、西当別コミュニティセンターでJR札沼線ロイズタウン駅の完成記念式典を開いた。町とロイズコンフェクト(本社・札幌)による請願駅。山崎泰博社長は同社ふと美工場従業員の利用に加え、「秋に完成するミュージアム、見学工場にお客さんを誘導するようPRして利用者を増やしたい」と述べた。駅は12日に開業する。
あいの里公園駅と石狩太美駅の間、当別太1225の9に設置した。JR北海道の在来線で20年ぶりの新駅誕生。ふと美工場をイメージしたデザインを取り入れた。
JR北海道が駅舎建設など、町が軟弱地盤対策などをそれぞれ発注し、2021年春に着工。22年度は町が駐車場や駐輪場といった駅前広場の整備を進め、年度内の完了を目指す。
式典で後藤正洋町長は「ロイズコンフェクトが新設費用を負担し、JRが駅舎建設、町が駅前広場整備とスクラムを組んで実現できた。定住人口や交流人口の増加に期待している。このチャンスを生かし、魅力あるまちづくりを進めたい」とあいさつした。
山崎社長は「当別町の人口増加に寄与する駅になると思う」と話し、JR北海道の島田修社長は「新たな人の流れを生み出す拠点として、地域交流の活性化につながってほしい」と期待した。
あいさつや事業概要の説明後、現地でテープカットして完成を祝った。