24年度着工、事業費5.4億円 更別中央中は整備方針再検討
更別村は、学校給食センターを移転改築する方針を固めた。2023年度に設計、24年度に着工し、25年度の供用開始を目指す。総事業費は5億4700万円を試算。一体での改築案があった更別中央中校舎は調査の結果、耐震性に問題がなかったため、整備方針を再検討する。
更別中央中の隣にある学校給食センターはRC造、平屋、延べ422m²の規模で、1979年に建設。耐震基準を下回り、設備も厚生労働省の定める構造要件を満たしていない。施設が狭いため改修での対応に限界があることから、中学校との一体的な移転新築などの整備手法を検討していた。
移転候補地には更別小の敷地内が挙がっている。村は21年9月にゼロカーボン宣言をしていて、地中熱や太陽光発電などの再生可能エネルギー導入も視野に入れる。同センターによると、移転後の旧施設は解体を含めて検討中としている。
更別中央中校舎はRC造、2階、延べ2875m²の規模で、77年に完成した。築40年以上が経過するが、20年度実施の耐力度調査で問題なしと診断され、耐震性も確保できていると判断。第6期総合計画(18―27年度)では21年度に改築予定としていたが、時間をかけて整備方針を再考する。