5月上旬にも初弾工指名
蘭越町は、名駒市街三和線宝橋補修の初弾工を5月上旬にも指名通知する。同下旬の入札を予定し、町議会の承認を経て6月中旬の着工を目指す。1径間分の上部を対象に橋面防水や防護柵更新を施す考えで、11月下旬の完成を見込む。2027年度の事業完了を計画し、総事業費5億9600万円を試算している。
尻別川に架かり、名駒地区と三和地区を結ぶ。橋長240m、全幅9.1mで1978年度に架設した。5径間で、上部は両側が単純鋼板桁、中央部の3径間が連続鋼板桁。下部は逆T式橋台とRC壁式橋脚で構成する。
老朽化が進んでいるため6カ年かけて補修する。初弾は名駒側の第1径間上部で、橋面防水、防護柵や伸縮装置2基の更新を図る。22年度予算で工事請負費9500万円を措置した。
23年度に三和側の第5径間、24年度に中央部3径間の上部、25―27年度で橋脚など下部の補修に取り組む予定だ。
設計は和光技研が担当した。