南十勝複合事務組合は、南十勝環境衛生センターの改修や建て替えを視野に在り方を検討する。十勝圏複合事務組合が帯広市内に一般廃棄物中間処理施設(くりりんセンター)を新設するため。今後、中間処理施設に移送する中継施設としての可能性を探る。
広尾町紋別760の3にある南十勝環境衛生センターは、1993年11月に竣工。RC造、5階、延べ2505m²のごみ焼却・粉砕処理施設だ。8時間運転する焼却炉2基と5時間稼働する破砕処理施設を有する。
くりりんセンター稼働後は焼却を停止し、可燃ごみを同施設に運搬。不燃、資源ごみは処理を続ける。
担当者は「将来的には中継施設を目指すが、具体的なことは決まっていない。改修、建て替えの可能性を含めて検討する」と話す。
くりりんセンターは十勝管内全19市町村の一般廃棄物を処理するため、中継施設新設の動きがある。新得町は現施設を改修。9月中旬に工事契約を結ぶ。士幌町、上士幌町で構成する北十勝2町環境衛生処理組合は、自己搬入ごみの受け入れで上士幌町内で整備する。