ICT施工の対象工事
札幌市は、新陽小建て替えに伴う流域貯留施設など整備を27日にも一般競争公告する見通しだ。ICT施工の対象工事で、成績重視3年型を採用。対象等級は土木A1を想定し、5月中旬の開札を予定している。
北区北27条西14丁目1の1にある新陽小は、耐震性不足により敷地内で校舎を建て替えた。主体は鈴木東建が担い、2021年2月末に完成した。
グラウンドに設ける流域貯留施設の対象面積は4350m²で、土砂掘削3000m³、グラウンド舗装3600m²を施す計画だ。
表層と路盤砂の2層構成で敷地を造成。深さ30cm程度で一時的に雨水を貯蔵し外への流出を防ぐための雨水排水設備、遊具、バックネット、防球フェンスを設置する。
3月末に公表した発注見通しでは、工事費を2億5000万円以上5億円未満に設定している。
週休2日試行の対象工事。6月上旬の着工、23年1月下旬までの完成を目指している。
また、受注者希望型のICT活用工事とし、起工測量や設計データ作成、出来形管理、建設機械による施工、データ納品などを実施する予定だ。
このほか、栄中と屯田西小の流域貯留施設整備を5月以降に公告する考えだ。