詳細設計を5月入札
三笠市は、三笠3号幹線の排水対策で計画している雨水管増強の詳細設計を5月に指名競争入札する。新ルートを含む延長1200mに雨水管を布設する計画。2023―27年度の5カ年に総事業費6億円を試算する。
三笠3号幹線は柏町の三笠グリーンパーク付近を起点、幾春別川に架かる新本郷橋付近を終点とする延長2720mの雨水管。口径300―2000mmのコンクリート管を布設している。
19年8月に1時間当たり73mmの雨が降り、若松町の消防庁舎付近が浸水した。市は19年度、浸水地域の解消に向けた排水対策案を策定。これを基に降雨時の流量・流速調査を20年度に実施。21年度に下水道認可変更をした。
新ルートは三笠市街35号線と三笠市街12号線の交点から三笠市街30号線を経由する600mで、口径1650mmのヒューム管を布設する。既存ルートの600mは、口径1650㍉のヒューム管に入れ替えるか、既存管を生かしながら並行して口径の小さいヒューム管を布設するかを年末までの詳細設計で固める考えだ。