アクセスサッポロ後継の新展示場 周辺交通対策検討へ

2022年04月25日 18時55分

 札幌市経済観光局は2022年度、PFIのBTO方式での更新を検討するアクセスサッポロ後継施設の新展示場について、周辺交通対策やPFI導入範囲の検討、市場調査などに取り組む。25日に公募型プロポーザルで公告したアドバイザリー業務での検討を踏まえ、23年度の公募を視野に年度内にもPFI実施方針を示す。

 白石区流通センター4丁目3の55にあるアクセスサッポロはRC一部S造、地下1地上2階、延べ1万578m²の規模。1984年に完成した。

 後継施設として構想する新展示場は、旧道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)敷地の豊平区月寒東3条11丁目に、延べ2万5000m²程度の規模で計画。展示ホールは展示面積1万5000m²を確保する見通しだ。BTO方式の場合で、概算工事費を153億円としている。

 仮称・新展示場PFIアドバイザリー業務では、新展示場の整備によって増加が見込まれる自動車交通対策の検討を盛り込んだ。敷地内通路の道路認定に向けた要件整理や、周辺交差点の改良・道路拡幅、信号表示、公共交通利用促進による周辺への交通負荷抑制、地下鉄東豊線福住駅からの歩行者動線改良を含め道路交通の円滑化検討を予定している。

 事業スキームや事業条件の検討支援では、運営体制の在り方や民間活力導入可能性の調査を進め、基本計画で示した施設コンセプトの実現に向けた運営体制の構築支援に取り組む。

 加えて、事業期間やPFI導入範囲について精査するほか、事業条件などに関する市場調査を計画する。

 参加意向申出書は5月6日、企画提案書などは同17日までそれぞれ受け付ける。その後、書面とプレゼンテーション審査を経て契約候補者を選定する見通し。予算規模は税込み5600万円を上限に設定。履行期間は24年3月29日までとしている。


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