ポンプ場など設備更新 工事9件、5月連休明けにも指名
根室市は、2022年度下水道施設整備費に11億6358万9000円を積み上げている。ポンプ場施設の設備更新、終末処理場の設備更新を中心に工事11件程度の発注を計画。うち9件は早ければ5月連休明けに順次、指名通知する見通しだ。
19年度策定の下水道ストックマネジメント計画(19―23年度)に基づき、施設更新を推進している。
22年度事業費の内訳は、下水終末処理場更新関連に11億2378万9000円、公共汚水桝・マンホール補修に750万円、終末処理場設備補修に320万円、ポンプ場更新310万円、管渠新設1050万円、管渠更新1550万円となっている。
終末処理場更新は工事7件を計画。工事費4億3940万円を投じる。二次処理水ポンプ、放流量計、汚水ポンプ井水位・放流記録計、砂ろ過源水ポンプ、破砕ポンプの更新5件を、5月連休明けに指名通知する方向。受変電設備と自家発電設備の2件は、早ければ6月下旬に一般競争公告する考えだ。
また終末処理場汚泥乾燥機施設新設更新のうち、機械、電気は21―22年度の2カ年債務負担行為を設定していて、継続費6億8438万9000円を計上した。
終末処理場内にあるトラフコンベヤーの補修に加え、根室中央第2中継ポンプ場の沈砂かき揚げ機、ポンプ井かくはん機などを更新する。工事は4件で、いずれも5月連休明けの指名通知を目指している。
管渠新設は私道排水管や公共汚水桝の新設、管渠更新はマンホールふたなどの更新や給水管の切り回しを想定する。他工事との関連などを踏まえ、指名競争で発注する。