建築A等級の単体か2、3社の特定共同体
札幌市は元町北小改築の主体を5月11日にも一般競争公告する。対象は市内業者で、建築A等級の単体か2、3社の特定共同体。成績重視3年型の採用を見込む。5月下旬に入札し、2定市議会で承認を得た後、6月中旬の着工、2024年2月の完成を目指す。
元町北小は東区北31条東14丁目1の1にあり、敷地面積1万3234m²。敷地の南側に校舎棟と屋内運動場棟、北側にグラウンド、プール棟が立っている。
新校舎は校舎・屋内運動場・地域交流施設・児童会館一体型とし、RC造、4階、延べ8770m²の規模。外構工事にも取り組む。基本・実施設計は創建社が担った。
施工業者には単体の場合、1棟当たり延べ4000m²以上のRC造かSRC造建築物の新築、増改築の元請け施工実績を求める。
共同体は、代表者が1棟当たり延べ4000m²以上、構成員が延べ2000m²以上の建築にかかる元請け施工実績を持つことが条件。加えて、それぞれ過去3年間の施工成績が平均78点以上とする。
6月上旬―10月中旬でプール棟を解体し、グラウンド部分に新校舎を建設する。新校舎は24年4月の供用開始を予定。引っ越し完了後に現校舎・屋内運動場を解体し、25年度にグラウンドを整備する計画だ。
RC造、4階、延べ6129m²の現校舎棟は1972年に建設し、77、78、81年と3回にわたり増築した。
73年建設の屋内運動場棟はS造、平屋、延べ886m²の規模。93年建設のプール棟を解体後は、民間プールの使用などを含めて検討した上で新設するかどうか決める。
設備を含め工事費28億8000万円を試算。3月末公表の発注見通しでは、主体の概算工事費を5億円以上としている。