5%増、427億円 首位は宮坂建設工業
十勝管内土木3官庁(帯広開建、帯広建管、十勝総合局調整課)の2021年度業者別工事受注実績がまとまった。176者が427億7499万円を受注し、金額は前年度と比べて5%増加した。3官庁とも100億円超えは過去10年で初めて。首位は開建を中心に11件、36億9112万円を獲得した宮坂建設工業だった。
本紙が開札結果を税抜きで集計。設計変更は含めず、共同体受注は出資比率に応じて配分した。20年度のゼロ国債やゼロ道債、翌債などは全額、多年度国債は21年度支払額をそれぞれ計上している。
所在地別で見ると、管内業者は121者(4者増)が379億4296万円(6.2%増)を獲得。管外の道内業者は41者(3者減)が29億8132万円(0.4%減)、道外業者は14者(6者減)が18億5070万円(7.4%減)を積み上げた。
シェアは、管内が88.7%(0.9ポイント上昇)を占めた。管外道内が7%(0.3ポイント下降)、道外が4.3%(0.5ポイント下降)と続く。
宮坂建設工業は15年度から7年連続の首位。前年度より3件、金額17%増となった。2位は前年度3位の西江建設で、3官庁から8件、25億390万円を受注した。3位の斉藤井出建設は件数が最多の14件で、23億630万円を落札した。
上位20者は管内業者が独占。徳井建設工業は21位から9位、拓殖工業は24位から11位に浮上した。管外の最上位は道内が道路工業の33位、道外がクボタ機工の21位だった。
発注者別では、開建が226億6462万円(10%増)、建管が100億103万円(1.8%増)、総合局調整が101億933万円(1.7%減)となった。