江別市、新最終処分場に28億円 現施設隣接地で25年度着工

2022年05月12日 19時04分

 江別市は次期最終処分場の整備概要を固めた。現処分場北西側の隣接地に埋め立て面積約2万1600m²、容量約6万9000m³の規模で計画。概算事業費は28億1500万円とする。2023年度の基本設計、24年度の実施設計を経て25年度に着工。28年度の供用開始を目指す。

 八幡122の最終処分場は04年6月に供用開始。敷地面積6万8300m²、埋め立て面積3万4000m²、容量7万8000m³となっている。

 21年3月時点の残余容量は2万1081m³で、28年度に計画埋め立て量に達するため新たな処分場を設ける。

 建設地は現処分場造成時の残土を堆積した場所。ごみ処理施設の環境クリーンセンターに近く、効率的な搬入を見込む。埋め立て期間は28―42年度を設定した。

 埋め立て地内部は浸出水の影響を防ぐため二重の遮水シートを用いる。処分場新設に合わせ浸出水処理施設や浸出水調整池を新たに設けるほか、埋め立てガス処理や飛散防止、搬入管理などの設備整備を考えている。

 事業費の内訳は、埋め立て地造成が16億4100万円、浸出水処理施設整備が10億4000万円、設計や監理などの委託費が1億3400万円となっている。

 21年度に基本構想策定をドーコンに依頼。22年度は環境省の循環型社会形成推進交付金活用に関する手続きを進める。

 24年度の設計完了後、25年度にプレロード工を施し、26―27年度で処分場を建設する。


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