遠別町は、町立診療所新設を20日に主体、電気、機械の3分割で指名する。3工種とも共同体を交えた競争入札となる。6月6日に入札し、同月の定例町議会で承認を得た後、本契約を結ぶ。2022―23年度の2カ年で整備する。
遠別町国保病院の北側、本町1丁目3が建設地となる。1951年に開設した同病院は増改築を施したものの、施設全体の老朽化が目立ち、建て替えの必要が生じていた。
施設規模はRC造、2階一部3階、延べ1859m²とする。1階に受付窓口と診察室を置く。ナースステーションや病床は2階に設け、3階に機械設備を配置する。駐車場は国保病院解体跡地に一般車両29台と障害者用2台整備する。基本・実施設計は日本都市設計が担当した。
全体の工事費は13億円を試算し、工期は24年3月までを計画している。22年度の工事請負費には6億3750万円を計上。町では22年度に入ってから、診療所新設に伴って3工種それぞれ共同体の届け出を募集していた。
診療所完成後、24年度に国保病院の病院棟を解体する予定。保健管理センターもあるが改修と解体の両方を視野に入れていて、解体する場合は25年度以降を考えている。